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2006-12-08

時代の水準

買い物などで、ちょっとした判断するのに、どうも時間がかかるように思って、ついつい「直感力」などという本を手にしてしまった。将棋の羽生善治さんの本である。梅田望夫さんの「ウェブ進化論」の210ページ以降に紹介されている、羽生さんの考察を読んで、彼に対する強い興味が湧いていたこともある。


この本でもっとも印象に残ったのが、タイトルに書いた「時代の水準」というコトバだ。羽生さんは、将棋はずっと発展を続けていて、昔の名人クラスと今戦ったら確実に勝つだろうと予想している。全体のレベルが上がっているというわけだ。

この本を読むと、将棋の世界にも情報処理の技術向上がレベル向上を後押ししていることがわかる。データベースの整備によって検索が容易になり、研究の効率が上がったこと。いつでも、匿名で参加しているプロアマを問わない数多の相手とオンラインで対戦できるようになったと(これは主としてアマチュアの棋力向上に関係する)。また、若手プロ棋士が仲間で検討・研究する習慣が増えたこと、すなわちコラボレーションもどうやら進んでいるらしい。集合知とでも言うべきものである。

エキスパートのコラボレーションにより、全体のレベルが押し上がる。そうしたスタイルは、学問やビジネスでこれから増えてゆくに違いない。修業時代には一人で考え、修練を深める時間も、もちろん必要だが、一定の技術や経験を持った人が知恵を出し合うことで、いろんな分野での「時代の水準」が飛躍的に向上してゆくに違いない。

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